忌中(49日間)だと神社は×で、お寺は○です。
喪中の人は神社・仏閣へのお参りを控えるようにと多くの本で書かれていますが、一般的に、忌中(一般的に49日間)だと神社は×、お寺は○です。
神社の場合、死はケガレと考えます。そのため神社のお社(やしろ)の中で葬儀はできません。
ケガレている間は鳥居をくぐることはNGとされています。
しかし、初詣が絶対にダメかというと、そうでもないケースもあります。
神道では一般的に五十日祭を終えて忌明けになれば鳥居をくぐっていいと言われています。
つまり五十日を過ぎれば神社へお参りしてもOKとなり、合格祈願、安全祈願、お宮参り……という行事が可能になるわけです。
ただし、地域に根付いた信仰にあたることから、各神社によって考え方が異なりますので事前の確認や注意が必要だと思います。
仏教の場合「死」はケガレではありません。
お寺の本堂を利用して葬儀も執り行いますし、初七日法要、四十九日法要も行います。
本堂にまつってある本尊に手を合わせてお参りをする……喪中であろうとなかろうと、むしろ大切な方を亡くした後だからこそ手を合わせることは必要だと言えます。
お寺へのお参りは、葬儀や法要だけではありません。
お正月には旧年の感謝と新年のご挨拶を家族で報告することも大切なことだと思います。